
呪術廻戦を読み始めたけど、「縛り」とか「天与呪縛」とか専門用語が増えてきたね。



両面宿儺と虎杖悠仁が契約してたけど、あれも縛りなの?
そもそも縛りってなんでするの?



縛りにもいろいろあって分かりにくいですよね💦
今回は縛りについて解説します。
他の専門用語の呪力・術式・領域展開の解説はこちらから見れます。
・縛りとは?なぜ縛りをするのか?
・天与呪縛(てんよじゅばく)とは?
・自分への縛りと他者との縛りの違い
・縛りのメリット&デメリット
、術式開示(じゅつしきかいじ)とは?
・縛りを破るとどうなるのか?
縛りとは?
縛りには3種類ある
縛りには自分で選べない縛り、自分への縛り、他者との縛りがあり、それぞれ目的が違います。
自分で選べない縛りは、ある代償と引き換えに特別な能力を手に入れます。自分への縛りは術式などの威力向上が目的で、他者の縛りは「約束」と思えばわかりやすいです。
自分で選べない縛りとは?
自分で選べない縛りは、あるものを失う代わりに特別な能力を手に入れることができます。作中では天与呪縛と呼ばれるものです。
自分への縛り
自分への縛りとは自分の術式発動に制限を作り、術式の威力を向上させます。



自分への縛りはHUNTER✖HUNTERの「制約」と「誓約」みたいなもの?クラピカや幻影旅団の団長がやってたよね。



術式などの能力に制限を加えることで、能力の底上げをするから同じですね。
七海健人(ななみ けんと)という術師は、1日のうち8時間は呪力を制限しています。8時間を過ぎた段階で時間外労働となり、呪力がパワーアップします。
更に術式を開示することで時間外労働とは別に呪力の強化をしています。
術式の開示については後述します。



自分への縛りを破るとどうなるの?



自分への縛りを破った場合は、パワーアップできなくなるだけです。
別に術師が死ぬなどのペナルティは発生しません。
他者との縛り(誓約)
他者との誓約。リターンが大きいほどリスクも大きくなる。



他者との縛りって、破ったらどうなるの?
両面宿儺とか約束を平気で破りそうだけど・・・



他者との縛りを破った場合の罰はかなり重いようです。
どのような罰かはその時にならないと分からないようです。
虎杖悠仁を生き返らせる代わりに契闊(けいかつ)と両面宿儺が唱えると1分間、体を明け渡すという誓約をしました。
確かに両面宿儺なら約束を破りそうですが、彼が縛りは守るものと発言しているシーンがあります。
術師の間で他者との縛り(誓約)は絶対なのです。


天与呪縛(てんよじゅばく)とは?
自分への縛りでリターンも大きいが・・・
天与呪縛とは、生まれた時点で何かの能力を失う代わりに、何かの強大な能力を得ることです。
生まれながらに強制的な縛りを課せられる代償として、人間離れした能力を得られます。
今まで解説した「自分への縛り」、「他者との縛り」は、自分の意思ですることが共通しています。しかし、天与呪縛の場合、自分の意思は関係ありません。
作中で天与呪縛を受けているキャラは、禪院真希(ぜんいん まき)、伏黒(禪院)甚爾(ふしぐろ とうじ)、究極(アルティメット)メカ丸こと与幸吉(むた こうきち)の3人です。



自分の意思で行わない上に効果も選べないので、強力なメリットもあるのですが・・・
天与呪縛のメリット
最大のメリットは人間離れした能力を得ることでしょう。下手な術式よりも強力です。
禪院真希(ぜんいん まき)は呪力がほとんどなく、術式も使えません。
その代償として銃弾を素手でキャッチするなど、普通の人間にはできない能力を得ています。
伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)は禪院真希の上位互換です。彼の人間離れした身体能力は学生時代の五条悟を倒すほどです。
与幸吉の傀儡操術(かいらいそうじつ)の範囲は日本全国であり、かなり広いです。
天与呪縛のデメリット
禪院真希は呪力が一般人並みなので、呪霊が見えないというデメリットはあります。
しかし、彼女は呪霊が見えるメガネをかけているため、普通に生活する分には問題はありません。
一方で与幸吉(むた こうきち)は、ひどい体の欠損の代償として、強大な呪力を手にいれました。
しかし、彼は普通の生活ができなくなっています。



関係ないけど与幸吉って、るろうに剣心の某キャラと似てるよね?



芥見先生も公式ファンブックで認めています(笑)
例えば、メカ丸(与幸吉)が禪院真希のような身体能力を手に入れても、メカ丸本人は外に出れないので意味がありません。
同様に禪院真希がメカ丸のような呪力を手に入れても、おそらく宝の持ち腐れになるでしょう。
作中では天与呪縛で得た能力と本人の術式(戦闘スタイル)の相性はいいです。ただ、天与呪縛のハンディは自分で選べないため、天与呪縛と術式のミスマッチは十分ありえます。



確かに天与呪縛と術式のミスマッチとかはありえるよね・・・



天与呪縛と術式のミスマッチキャラとか需要はないので、
あくまで設定上ミスマッチはありえるということで💦



他に天与呪縛のデメリットとして、チート能力の代わりに寿命が短いとかありそうね。



呪術廻戦の世界では、大きい能力を得る代わりに何かを失う設定が多いのでありえますね。


虎杖悠仁の能力は天与呪縛なの?
虎杖悠仁の人間離れした能力は天与呪縛ではありません。
もし、天与呪縛なら、五条悟のスキル六眼(りくがん)で天与呪縛であることが分かります。しかし、そのような描写はありません。
砲丸投げで30mを出したり(世界記録は23m)、4階の校舎の窓をぶち破ったりと人間離れした能力は得ていますが、代償で何かを失ったわけではないからです。
ただ、作中で虎杖悠仁は「宿儺の器」と言われているので、「宿儺の器」という設定が虎杖の身体能力に関係しているかもしれません。
1話で祖父の倭助から両親の話をされそうになったときに、興味がなさげでした。両親の話題(もしくは情報)を聞けないという「縛り」があるのかもしれません。



「宿儺の器」って言われているけど、どういう意味なの?



「宿儺の器」を作った人物は羂索(けんじゃく)です。
夏油傑の姿で現れる人物ですね。
宿儺が復活するまでの仮の入れ物という意味のようです・・・



ってことは、宿儺が復活したら虎杖悠仁は死んじゃうの?



このままいけば、そうなりますね・・・。
術式開示とは?
自分の術式を相手に教えること
メリットは自分の手の内をさらすことで術式の効果を底上げされます。
「自分の手の内をさらす」という縛りで術式の効果を底上げするのです。
自分の手の内をさらすということは、相手に対策される可能性が上がりますからね。自分が不利になるということです。
応用として自分の手の内の「一部」をさらすことで、相手のミスリードを誘うことができます。



HUNTER✖HUNTERの念能力で似たような設定あったね。



おそらく、参考にはしていると思います。ただ、HUNTER✖HUNTERと違って、一部開示などのブラフを使った心理戦が面白いですね。



術式の開示で嘘を言った場合は罰があるの?



作中で嘘の術式開示がないため、断言できませんが罰はありそうです。
安易な術式開示は危険
では、強くなるなら、積極的に術式開示をしたほうがいいのか・・・といえば、そうとは限りません。
禪院真希(ぜんいん まき)の天与呪縛も一応、術式開示で能力の底上げはできますが、手の内がバレてしまうのでリスクが大きいです。
敵に術式と呪力がないことが分かると、呪具(呪力をもった武器)を敵に狙われるだけなので割に合いません。
また、メガネがないと呪霊が見えないので、メガネを呪霊に壊されたら命取りです。



安易な術式開示は命取りになりかねないのね。



相手が対策手段がない場合はアリですが・・・。
相手に術式を警戒されないということは、攻撃の手段が限られますから。


他の縛りは?
結界術の帳(とばり)にも縛りは可能。
一般人を巻き込まない目的で帳(とばり)という結界を降ろすシーンがあります。
帳とは黒いカーテンで周囲を覆う結界のようなものです。
帳が降ろされると外からは術師と呪霊は見えなくなります。
この帳にも縛りを加えることができます。
呪霊たちが帳を作成するときに「五条悟だけ入れない」という縛りをかけて、五条悟以外の術師を結界内に誘いこみました。
領域展開の縛りについて



領域展開にも縛りはできるの?



両面宿儺の領域展開 伏魔御廚子(ふくまみづし)は逃げ場を与えるという縛りで威力を向上させています。
半径200mの外に出れば、逃げることは可能です。



でも、両面宿儺の攻撃を回避しながら200mも逃げるなんて無理じゃない?



まず、逃げれないでしょうね。仮に呪力でガードしながら逃げたとしても両面宿儺の攻撃に耐えれません。
自分の術式を知らない縛り
ウケる!と思ったら、実現可能な術式
自分の術式を知らない縛りというものあります。自分で狙って発動できないというデメリットはありますが、中にはチート級の術式もあります。
例えば、高羽史彦(たかば ふみひこ)というキャラはお笑い芸人でした。あることがキッカケで術師になります。
彼の術式「超人(コメディアン)」は、高羽本人がウケる!と思ったら、実現可能という能力です。つまり、高羽がウケる!って思えば、特級呪霊をワンパンで倒すことも可能。
ただし、高羽本人はこの術式のことを自覚していないという縛りがあります。その分、威力は強力です。
作中でも「五条悟に対抗可能な術式」と紹介されています。


奇跡を貯める術式
重面春太(しげも はるた)の術式は奇跡を貯める能力です。奇跡を貯めると目の下に携帯電話のバッテリーの残量のような形で表示されます。
奇跡が満タンだと、自分より格上の相手(例えば、1級術師など)でも逃げることに成功します。もちろん、重面自身も術式のことは理解していません。
まとめ
縛りとは・・・
・自分で選べない縛り、自分への縛り、他者との縛りがある。
・自分で選べない縛りは、天与呪縛のことを指す。
・自分への縛りは自分が使う術式に制限を加えて術式の威力を上げる。術式開示も自分への縛りになる。
・他者との縛りは「約束」。他者との縛りは「絶対」であり、あの両面宿儺でも他者との縛りは守るものと発言している。他者との縛りを破った場合の罰はかなり重い模様。
・天与呪縛とは天から与えられた縛り。生まれた時点で何かを得る代わりに何かを失う。
・天与呪縛のメリットは強力な力が手に入るが、デメリットは自分でハンディを選べないこと。ハンディによっては日常生活すらできない場合もある。
・結界術の帳(とばり)や領域展開にも縛りを加えて戦闘・戦術の幅を広げることができる。
・自分が術式のことを知らないという縛りもある。狙って出せないというデメリットはあるが、中には最強キャラ五条悟に対抗可能な術式もある。
今回は呪術廻戦で重要なワードである「縛り」について解説しました。
縛りを加えることで術式の底上げや心理戦が面白く描かれていますね。
今回の記事で呪術廻戦が面白く見れたらウレシイです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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