
呪術廻戦を読み始めたんだけど専門用語が多いね。



戦闘システムが複雑で、ちょっと分からないよ
術式展開、領域展開(りょういきてんかい)、簡易領域(かんいりょういき)・・・呪術廻戦ではバトルの仕組みが分かりくい、専門用語やわかりくい設定が多いという指摘が結構あります。
確かに似たような術や技があり、どう違うのか分かりにくいですね・・・



今回は呪術廻戦の戦闘システムと専門用語の解説をします
他の専門用語である、天与呪縛(縛り)の解説はこちらから見れます。
・呪力と術式の違い
・領域展開とは
・領域展開の対処法
呪力と術式の違い
呪力=エネルギー、術式=能力
・呪力とは 人間の負の感情をエネルギーに変えたもの。原則、全ての呪術師は呪力を持っている。
・術式とは 呪力を使って発動する能力。全ての呪術師が術式を持っているわけではない。
五条悟が虎杖悠仁に呪力と術式の違いを電気(呪力)と家電製品(術式)に例えて説明しています。
確かに呪力だけだと攻撃や防御の手段は限られてしまいます。
呪力のみだと呪力を乗せて殴ったり、防御くらいしかできません。
でも、術式を使うことで攻撃や防御の幅が広がる・・・というわけです。
マンガのHUNTER✖HUNTERで言うとオーラ=呪力、念能力=術式って変換したらわかりやすいかも。



原則、全ての呪術師は呪力を持っているっていうことは、例外の呪術師もいるってこと?



呪力が0のキャラもいます。呪力が0の代償として人間離れした身体能力を持つなど、戦い方が独特なキャラもいますよ。



NARUTOのキャラ、ロック・リーみたいに忍術が使えず、体術のみで戦うのもいるってことね。


術式は1人1種類しか使えない
術式は術師の体に刻まれています。つまり、自分で術式は選べません。
努力して術式をGETできる・・・ということはありません。もちろん、途中で術式を変更・・・もできません。
ただし、五条悟が言うには、主人公の虎杖悠仁は両面宿儺の指を取り込んでいるため、宿儺の術式を使える可能性はあるようです。



ワンピースの悪魔の実みたいに1人に1つの能力ってことだね。
呪術廻戦の場合、術式は先天的な能力になるのか。



ワンピースの黒ひげみたいに2つ以上の能力(術式)を持っているキャラとかいないの?



複数の術式を使えるキャラは、偽夏油こと羂索(けんじゃく)、両面宿儺、乙骨憂太(おっこつゆうた)が居ますが例外と思ってください。
術式が使えない術師は弱いの?
術式が使えなくても1級術師はいます。日下部篤也(くさかべ あつや)は術式は使えませんが、剣術のみで戦う1級術師です。
術式の全てが御三家の相伝術式のように強いものとは限りません。
呪力のコントロールと体術だけでも十分戦うことはできます。
術式について
御三家相伝(ごさんけそうでん)の術式は超強力
伏黒恵の十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)、五条悟の無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)などの超強力な術式は御三家相伝の術式と呼ばれています。
御三家(五条家、禪院家、加茂家)の権力が強い理由は、相伝の術式(強力な術式)を独占しているからです。
ただし、御三家の人間だからといって、相伝の術式を全員使えるとは限りません。



相伝の術式を使えるのは、御三家の人間でも限られた人だけです。
同時代に別のキャラが同じ術式を持つことはあるの?
呪術廻戦では、同時代に生きるキャラは術式が被ることがないのかな・・・と思ったら、被っているキャラがいました。
それは御三家の1つ禪院家の当主「禪院直毘人(ぜんいん なおびと)」と「禪院直哉(ぜんいん なおや)」です。2人の術式は投射呪法(とうしゃ じゅほう)といい、敵と自分の1秒間の動きを24分割して設定することが可能。
24分割された動き通りに動かないと、1秒間フリーズして無防備になります。敵のフリーズを誘って、無防備なところを攻撃する・・・という術式ですね。ただし、フリーズの対象は敵だけではなく自分も含まれます。
投射呪法は御三家相伝の術式なので、敵として伏黒恵が使っている十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)や五条悟が使っている無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)を使うキャラがそのうち出てくるかもしれません。



そういえば、五条や伏黒が使っている術式は御三家相伝の術式だったね・・・。別キャラが使う展開もあるわけか。



使い手のスペック次第では、かなり厄介になりそうですね。
領域展開(りょういきてんかい)とは?
領域展開とは心の中を呪力で現実世界に具現化したもの
領域展開は術式の中でも「必殺技」のようなもので、呪力を大量に消費します。
心の中を呪力で現実世界に具現化して、相手を閉じ込める結界のようなものです。
大量の呪力を消費するため、領域展開は作中でも使えるキャラは数名しかいません。
ちなみに術式と違って、領域展開は成長することで覚えます。伏黒恵もコミック7巻で領域展開を発動します。ただし、伏黒恵の領域展開はまだ不完全のため、発動するタイミングはかなり限られてしまいます。
領域展開は術式の「必中必殺」か「必中」の効果があります。
「必中必殺」の効果は両面宿儺や五条悟、「必中」の効果は特級呪霊の真人などが持っています。
もちろん「必中必殺」の領域展開のほうが威力は高く、使うキャラがかなり限られています。



領域展開がスゴイ技なのは、なんとなく分かったけど、どんなメリットがあるの?



これだけの大技なら、当然、デメリットもあるよね・・・



当然、領域展開にはデメリットもあります。あとで説明しますね。
領域展開を覚える条件とは?
・領域展開を使うには大量の呪力が必要。
・術式を持っていること
・結界術を使えること



全てのキャラが領域展開を習得できるわけじゃないんだね。



日下部篤也のように呪力があっても、術式がないキャラは領域展開を習得することはできません。
もちろん、禪院真希のように呪力がないキャラも領域展開は習得できません。



術式をもっていても結界術が使えないと領域展開は習得できないのね。
黒いカーテンみたいなのを空から降ろす帳(とばり)が結界術だったね。



帳は結界術の基本ですね。帳を降ろすことで外部を遮断することができます。なお、術師によっては結界術を覚えるのが苦手なキャラもいます(七海健人など)。
領域展開を覚えるキャラはかなり限られているのは、領域展開の習得条件がかなり厳しい設定になっているからです。単純に強ければ習得可能というものではないようです。
領域展開を使用するメリット
・領域展開を使用している術者のステータス上昇(バフ効果)。
・領域展開を使用している術者の攻撃は必ず当たる。
・必中必殺の効果がある場合は、領域展開に引き込んだ時点で勝ちが確定。



領域展開をされたら、五条先生でも負けるってこと?



「理論上」当たるって・・・書いてあるね。つまり、対処法があるってこと?



もちろん、領域展開の対処法はあります。その前に領域展開を使用するデメリットを説明しますね。
領域展開を使用するデメリット
・大量の呪力を消費する。使えるキャラが限られているのは、領域展開を使えるほどの呪力を持っているキャラが少ないから。
・領域展開後、術式はしばらく使用不可になる。



五条先生は六眼で呪力消費を抑えられるんでしょう?領域展開を何度も使えるってこと?



作中で五条悟が領域展開を何度も使う場面はないです。
ただ、反転術式(回復術式)で回復し、六眼で呪力消費を節約できるので、何度も領域展開を使うことは可能と思われます💦


領域展開の対処法
領域そのものから逃げるか領域内で防御。
一応、両面宿儺の領域展開など、逃げれるタイプのものもあります。ただし、領域展開中は敵からの攻撃は必中なので逃げるということはまず無理です。
領域内の敵の攻撃は必中とはいっても、呪力で防御することは可能です。



領域展開をしている相手を攻撃して解除とかできないの?



領域展開をされている時点で相手のステータスは上がっているので、相手を攻撃して強制解除というのは難しいかと。



じゃあ、ひたすら防御で領域展開が無くなるまで粘るっていうのは?



領域展開を防御のみでやり過ごすのは無理でしょうね。敵の攻撃が厳しいでしょうし。あとで説明する簡易領域でならやり過ごせそうですが・・・
味方に領域内に入ってもらって助けてもらう
領域展開は外からの侵入を想定していません。攻撃が必中(もしくは必中必殺)の結界にわざわざ入ってくることがリスクしかないからです。
おそらく、中途半端な実力のキャラが領域内に入ってきても犠牲が増えるだけでしょう。
自分が持っている領域展開で応戦する(領域で押し合う)
五条悟など自分で領域展開を持っているキャラなら、領域展開を発動することにより、相手の領域展開を中和することはできます。
領域の押し合いになれば、自分の領域に塗り替えることも可能です。



でも、領域展開を使えるキャラは少ないんでしょ?
領域展開使えなかったら、負け確定なの?



他の対策もあります。これから説明しますね。
簡易領域を発動する
一番ポピュラーな方法はシン・陰流の簡易領域を発動する方法です。
シン・陰流という剣術の門下生なら発動は可能です。
簡易領域を発動することで相手の領域展開を中和することができます。つまり、領域展開内の必中効果がなくなります。
デメリットとして、シン・陰流の門下生しか使えないのと、シン・陰流の簡易領域は移動すると簡易領域が解除されます。



簡易領域を発動して、相手の呪力切れで領域展開の解除を狙うこともできます。



他のキャラも簡易領域使ってるけど、あれもシン・陰流の技なの?



簡易領域自体が使い勝手がいいせいか、シン・陰流を使えないキャラも簡易領域使えていますね。理由は不明です💦
落花の情(らっかのじょう)を発動する
他の方法は御三家の相伝の術である「落花の情」を発動する方法です。
落花の情とは相手の術式が来たときに呪力を使って、フルオートで迎撃するという技です。こちらはシン・陰流の簡易領域と違って発動中も移動は可能です。
ただし、落花の情を使っている間は術式が使えないようです。



シン・陰流の簡易領域はシン・陰流剣術の門下生専用、
落花の情は御三家専用の領域展開対策です。



御三家の人はシン・陰流の簡易領域を教えてもらえなかったの?



御三家というプライドが邪魔して教えてもらうということができなかったのでは・・・と推測。
領域展延(りょういきてんえん)を使う
領域展延(りょういきてんえん)とは、自分の周りに薄い膜のような形で領域展開を行うことです。
触れた相手の術式・領域を中和するため、五条悟相手でも攻撃を当てることはできます。
ただし、領域展延発動中は呪力が使えないため、攻撃する手段は物理攻撃のみです。



領域「展開」と領域「展延」は似たような名前ですが全く別の技です。



領域展延でも領域展開をやり過ごすことが可能なのね。



領域展開の対策としては、やり過ごすことが基本になります。
領域展開が解除されれば、相手は術式が使えないので形勢逆転しますからね。
呪力ゼロの禪院真希には領域展開が効かない
198話で禪院真希には領域展開が効かないことが判明。
・真希は結界(領域展開を含む)を自分の意思で出入り可能。
・真希は呪力が0のため、領域内では建造物や石と同じ扱い。
・領域内で真希は認識できないため、領域の必中効果は無効。
渋谷事変で伏黒甚爾が領域内で戦えていたのは、息子の恵が領域展開をしてたから・・・?と思ったら、必要なかったのですね。芥見先生のミスリードにやられました。
宿儺の領域展開は特殊
・結界で閉じ込めない。
・領域内の呪力がない物(建物や石など)にも斬撃を与える。
おそらく、宿儺は呪力ゼロのキャラと戦った経験があると思われます。でないと、こんな設定をわざわざする必要がないからです。
領域展開時の手(指)の形の意味は?



領域展開時に手で印みたいなのをしているけど、どんな意味があるの?



五条は指を絡ませたり、宿儺は両手で三角△みたいなポーズしてるから、それぞれの領域展開時の印は違うのね。



領域展開時の指の印は仏教の印相(いんそう)が元ネタです。
キャラ名 | 印相 | 関連する神様の意味 |
---|---|---|
五条悟 | 帝釈天印 | 戦争の神様 |
両面宿儺 | 閻魔天印 | 地獄を支配する神様 |
伏黒恵 | 薬師如来印 | 病気を治す神様 |
乙骨憂太 | 荼吉尼天印 | 性愛の神様 |
漏瑚 | 大黒天印 | 開運・出世・財運の神様 |
こうしてみると、最強キャラである五条悟の印相が戦争の神様、両面宿儺の印相が地獄の閻魔様というのは納得しますよね。
まとめ
呪術廻戦の戦闘システムとは・・・
・呪力とは人間の負の感情をエネルギーに変えた物。全ての呪術師は呪力を持っている(一部例外キャラあり)。
・術式とは呪力を使って発動する能力。
・術式は1人につき1種類しか持てない。術式を持たないキャラもいる。
・ 領域展開とは心の中を呪力で現実世界に具現化したもの 。
・領域展開は大量の呪力・術式を持っていること、結界術を使えることが習得条件。そのため、全てのキャラが領域展開を習得できるわけではない。
・領域展開のメリットは術師のステータス上昇、術師の攻撃が必ず当たる。デメリットは大量の呪力を消費することと領域展開後は術式をしばらく使えなくなる。
・領域展開の対策として、領域展開で押し合う、簡易領域、落花の情で対抗するなどがある。
呪力と術式と領域展開の3つだけ覚えたら、戦闘シーンはより楽しめますよ。実際の戦闘は呪力を乗せて攻撃しているか、術式か領域展開の3つしかしていません。
とくに領域展開は使われる場面は限られているので、実質は呪力か術式で攻撃していることがほとんどです。
あと、領域展開は術式と違って、キャラが成長して覚える場合もあります。
今回の記事で呪術廻戦の戦闘シーンが楽しめたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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