前回、前々回と呪術高専と学長などの関係者を記事にしました。呪術高専は呪術を学ぶ学校なのですが、呪霊とも戦うので当然在学中に命を落とす人も出てきます。
本編では語られていませんが、命惜しさに退学(夜逃げ?)をする学生もたくさんいたでしょう。昨日まで居た同級生が、呪霊に殺されて突然いなくなるわけです。恐怖しかないですよね。
今回紹介する七海健人(ななみ けんと)も、呪術高専在学時に同級生の死と出会いました。そして、呪術高専卒業後に大学に進んでサラリーマンに。
しかし、七海健人はサラリーマンを辞めて呪術師に戻ってきました。一体、彼に何があったのか・・・?
ちなみには七海健人は初登場時に五条悟から「脱サラ呪術師」とイジられていますw

サラリーマンの仕事が嫌で呪術師に戻ったの?



というよりは、自分の本当の居場所を見つけたようですよ。
・七海健人のプロフィール
・七海健人がゴーグルをつけている理由
・七海健人の術式
・呪術師を辞めた理由
・サラリーマンを辞めて、呪術師に戻った理由
・本編の七海健人の活躍について
七海健人とは?
プロフィール
身長 | 184㎝くらい |
誕生日 | 7月3日 |
年齢 | 27歳 |
術師等級 | 1級術師 |
術式 | 十劃(とおかく)呪法 |
趣味・特技 | 酒/自炊 |
ストレス | 残業 |
母方の祖父がデンマーク人なので、日本人の父とデンマーク系の母を持つクオーターです。
あらためて見ましたが、めっちゃイケメンですよね・・・💦



残業が嫌いなところは、かんべえさんにソックリだね(笑)



私はこんなにイケメンではないですけどね(笑)。



コミック3巻~4巻みたけど、名前も七海(7 3)だし、髪型が7:3分けになっているし、誕生日も7月3日。あきらかに7:3ってのを意識したキャラだよね?



芥見先生こういう細かい設定もこだわりますからね。
そこが呪術廻戦の面白さでもあります。
ちなみに特級呪霊の真人からも「7:3術師」と呼ばれています。
性格
一言でいえば「大人オブ大人」。五条悟の後輩なのですが、態度とか見てると七海の方が先輩に見える場面も・・・。
一見、冷たくて合理的に見えますが、義理人情に厚くて面倒見のいい性格です。



補助監督の伊地知も五条より七海に怒られることを恐れていたよね。



まぁ・・・七海のほうが常識人というか性格が細かいですからねぇ💦
しかも、理詰めで怒られるって結構堪えますからねぇ・・・
初登場時
五条悟が海外出張をすることになり、虎杖悠仁の面倒を押し付けられる形で登場します。五条悟の海外出張の目的は、映画版主人公でもある乙骨憂太に会うことだったのですが・・・。
最初は虎杖悠仁のことを術師として認めていない七海健人でしたが、徐々に虎杖悠仁を仲間(というよりは弟子?)として認めていきます。
虎杖悠仁からは「ナナミン」と勝手に呼ばれています。伏黒恵が「ナナミン」にはドン引きしていました。
ちなみに五条悟について七海健人は「信用も信頼もしているけど、尊敬はしていない」とバッサリ切り捨てています(笑)
アニメ9話のおまけコーナー「じゅじゅさんぽ」では、五条悟が七海健人にかまってもらおうとあの手この手を使います。2人のやりとりを見て思わずクスって笑いますよ。



なんだかんだで七海健人は五条悟に信用されているんだね。



お互いにキャラがかなり違いますが、信用し合っていますよ。



五条悟は海外で乙骨憂太と何を話していたの?



乙骨憂太が16巻で再登場します。そのときに海外で五条悟と話した内容がでてきますよ。


戦闘スタイル
鉈(なた)を布で覆ったような武器(呪具?)を使います。見た目はインテリなのに、実は超武闘派の戦闘スタイル。でもって、何故か戦闘時もスーツを着ています。スーツを着て戦うのも「縛り」かどうかは不明。
更にフィジカル面も高く、普通の肉弾戦もこなします。1日の黒閃(クリティカルヒット)発動4回という記録を持つ。釘崎野薔薇曰く「レベルが違う」そうです。



ゴーグルをつけているのは五条悟みたいに目に負担がかかるから?



コミック3巻のおまけコーナーで敵に視線を見られないようにするためと書かれています。
術式 十劃(とおかく)呪法 とは?
弱点(急所)を強制的に作り出す術式
対象を7:3に分けて弱点を作り出す術式です。なんのこっちゃ?ってなりますよね。自分も最初はそうでした。
簡単にいうと、敵のある部分に急所を作ってダメージの底上げを狙う術式です。
7:3に分ける対象は体全体でも、体の一部分(腕だけとか足だけなど)でもOKです。また、生物だけでなく、壁などの物体でも 術式 十劃(とおかく)呪法 の対象となります。



どんな相手にも弱点作れるって結構スゴイ術式だね



ただし、特級呪霊の真人は魂を攻撃しないとダメージが通らないため、七海の術式は効きません。
瓦落瓦落(がらがら)について
十劃(とおかく)呪法 で破壊した対象に呪力を込める拡張術式です。これもなんのこっちゃとなりますね?
簡単に言うと、例えばトンネルの一部を破壊して、トンネルの壁全体を呪力を込めたガレキにして攻撃することが可能です。
特級呪霊の真人相手に発動しました。広範囲の攻撃が出来るのがメリットですが、壊す場所を考えないと自分もガレキに巻き込まれるというリスクがあります。
縛り【時間外労働】とは?
七海健人は呪力を一定時間制限していますが、一定時間が過ぎると時間外労働となり、呪力がパワーアップします。
そのパワーアップには特級呪霊の真人も怯むほど。元サラリーマンである七海健人らしい縛りですね。
ネクタイを外したら、時間外労働の合図です。ネクタイを外したナナミンもカッコいいですよ!
時間外労働などの縛りについては、こちらの記事で解説しています。
サラリーマンになって、呪術師に戻ってきた理由
なんでサラリーマンになったの?
それは学生時代に同級生の灰原雄(はいばら ゆう)が亡くなったからです。2年生であった七海健人と灰原雄は、ある任務で呪霊を祓い(はらい)に行くのですが任務先で1級呪霊と遭遇。
任務自体は2級案件だったのですが、高専の情報収集ミスで1級案件だったことが後で判明します。
そして、七海健人はどうにか生き延びましたが、灰原雄は死亡しました。この任務は夏油傑が引き継ぐことになります。そして、この任務をきっかけに夏油傑は闇墜ちすることに。



灰原雄の死って夏油傑と七海健人にとって人生のターニングポイントだったんだね。



結果論にはなりますが、この任務を五条悟が引き継いでいたら話は変わっていたでしょうね。



そう考えると七海健人が闇墜ちして、夏油サイドについていた可能性もあったのね。



七海健人が夏油一派に入っていた可能性は十分にありえたかと。
そしてサラリーマンになるのだが・・・
呪術高専を卒業した七海健人は数年後に外資系の証券会社(ヘッジファンド?)に就職します。
回想シーンで呪術高専を出て4年、証券会社に就職して2年目とあります。呪術高専卒業が19歳、証券会社に就職が21歳、回想シーン時(呪術高専に戻る時)が23歳ということになります。
21歳で証券会社に就職って・・・大学出てないのにどうやって?七海はデイトレーダーで稼いで結果でも出したのでしょうか?謎が深まります。
外資系のサラリーマンになった理由は、早く金を稼いでリタイアをしたかったようです。この辺は現代っ子の考えですね。
外資系ということもあり、結果を常に求められる日々。そして、いつも「金・金・金」でやりがいの無い仕事でした。本編では呪いの世界とは縁を切ったのですが、どこか満たされない姿の七海健人が見れます。
七海健人は行きつけのパン屋でカスクート(フランス風サンドイッチ)を食べるのが日課でした。
ある日、いきつけのパン屋にいくと蠅頭(ようとう)という4級以下の低級呪霊が、店員に取り憑いているのを発見します。低級呪霊なのでケガはないのですが、肩が重くて眠りが浅いと店員は七海に話します。
このとき七海健人は「自分がいなくなっても、別の人間が資産運用をするだけだが、パン屋さんはいなくなったら困る人がいる。自分の方が高給取りなのはおかしい」と告げ、蠅頭(ようとう)を祓います。
パン屋の店員には呪いは見えないのですが、急に肩が軽くなったことを七海健人に感謝します。
店員の「ありがとう」という言葉に七海健人は返事をせずに店を出ました。自分の真の居場所を見つけたようです。その後すぐに五条悟に呪術師に戻りたいと連絡をとっていましたね。電話を受けた五条悟は爆笑していたそうですがw
ちなみに七海健人は本編初登場時に「労働はクソ!呪術師もクソ!」と発言していますが、こういう経緯があったからです(笑)。



このパン屋さんのシーンはいつ見てもいいよね。



私もこのシーンは好きですね。七海健人が灰原雄の死を乗り越えたシーンでもありますからね。



でも、ある程度のお金貯めたら、リタイアしたいんじゃないの?



どうでしょうねぇ。本人の中で金<やりがい なので、五条悟に文句を言いながら任務に付き合ってるかもしれません(笑)
本編の七海健人の活躍は?
五条悟が海外に行くことになり、その間、虎杖悠仁の面倒を押し付けられます。虎杖悠仁との初任務のときは「私は君を認めない」といいつつも、虎杖悠仁が危険な目に合わないように配慮をしていました。
「私は大人で、子どもである君を守る義務がある」とそっけなく言いますが、ここまで有言実行できる人物はなかなかいないですよね。ナナミン、マジでかっこいいです!



五条悟はいい加減そうに見えるけど、人を見る目はちゃんとあるのね。



学生時代に夏油傑の件で苦労していましたからね💦
そんな”本当にいい人”の七海健人ですが、特級呪霊の討伐中に命を落とします。
呪霊たちに囲まれて絶対絶命のときに「灰原・・・結局私は何がしたかったんだ・・・」と自問自答します。
そして、七海健人の前には灰原雄らしき人物が。灰原雄は指である方向を示します。示した先には虎杖悠仁の姿がありました。
虎杖悠仁の急成長は七海健人が居たからこそだったのです。成長した虎杖悠仁を見届けた七海健人は特級呪霊の真人に殺されます。



168話で7:3くらいがちょうどいいっていうお笑いキャラ出てたけど、七海健人に関係あるの?



顔も違うし、別人でしょうねぇ。七海健人は人気キャラなので、生きててほしいって思う人は多いですけどね。


七海健人を慕う術師 猪野琢真(いの たくま)



七海健人って人格者だよね。慕ってる人も多いんじゃないの?



多くの人から七海健人は尊敬されていますが、その中でも猪野琢真(いの たくま)という術師から慕われています。
猪野琢真(いの たくま)は七海健人を慕う術師で術師のランクは2級です。モブっぽいキャラですが、七海健人からも信頼されており、時々、七海からの無茶ぶりを振られることも・・・。
本人の実力からして準1級にはなれるのですが、猪野本人が七海からの推薦でないと1級になりたくないとあえて2級にとどまっています。
まとめ
七海健人とは・・・
・一見、理屈っぽくて冷たいように見えるが面倒見は非常にいい。
・ゴーグルをつけているのは、呪霊(術師)に視線を悟られないようにするため。
・戦闘スタイルは見た目と違って、鉈を布でまいた呪具で攻撃する。ゴリゴリの武闘派。黒閃(クリティカルヒット)の連続記録保持者。
・友人であった灰原雄(はいばら ゆう)の死をきっかけに呪術師を辞めてサラリーマンになる。しかし、自分の真の居場所は呪術師であることに気づき呪術師に戻る。
・本編では虎杖悠仁の保護者的ポジション。虎杖悠仁の面倒を五条悟不在時にやっていた。
・最期は特級呪霊に囲まれて死亡する。死亡する時の灰原とのやりとりは名シーン。
今回は筆者が一番好きな七海健人の記事を書きました。このブログを始めるときに絶対に七海健人の記事は書きたかったです。でも、いきなり主人公を差し置いて書くというわけにもいかなかったもので(笑)。
七海健人の記事を書いているときに気が付いたのですが、学生時代の灰原雄ってモブキャラと思ったら、重要なキーマンだったんですね。
灰原雄の死がきっかけで夏油傑は闇墜ちして、七海健人は一度は呪術界から足を洗います。一般人と仕事をしていたせいか、七海健人の戦い方は誰かを庇うシーンが多いような気がします。
こうしてみると、友人が死んだのによく七海健人は闇墜ちしなかったなぁ・・・と。五条悟より、夏油傑のほうが七海健人とは相性がいいように見えますが・・・学生時代の夏油傑は優等生でしたからねぇ。
今回の記事で呪術廻戦を楽しむキッカケになればうれしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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