
夏油傑って、なんで呪霊たちに協力しているの?



本編で登場する「夏油」は偽物で「偽夏油」と呼ばれています。
呪霊たちに協力しているのは「偽夏油」です。



じゃあ、本物の夏油傑はどこにいるの?



本物の夏油傑は故人です。本編開始の1年前、五条悟に処刑されています。
呪術廻戦の最重要人物である夏油傑と偽夏油・・・2人は別人です。
今回は夏油傑の紹介です。偽夏油との関係も簡単に解説しますが、詳細は別記事にさせていただきます。
今回の記事は呪術廻戦の重要なネタバレがあります。閲覧注意でお願いします。
・夏油傑のプロフィール
・夏油傑の術式
・夏油傑の呪術高専時代~闇墜ちの理由
・夏油傑と偽夏油の関係
・夏油傑死後の夏油一派について
夏油傑とは?
プロフィール
年齢 | 享年27歳 |
生年月日 | 2月3日 |
身長 | 約185㎝ |
術師等級 | 特級呪詛師 |
術式 | 呪霊操術 |
趣味・特技 | 格闘技 |
好きな食べ物 | ざるそば |



あれ?額にツギハギがないよ?



額にツギハギがないのが本物の夏油、
額にツギハギがあるのが偽夏油です。



なぜ、術師の等級が特級呪詛師になってるの?



夏油が【特級術師】ではなく【特級呪詛師】と呼ばれている理由は後で説明します。


夏油の術式である呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)とは?
降伏した呪霊を体内に取り込み自在に操ることができます。降伏さえすれば特級呪霊も使用可能。
階級が2級以上の差があるときは、無条件で取り込みが可能です。つまり夏油の場合、無条件で2級以下の呪霊は、取り込み可能となります。
また、呪霊に主人が居る場合は、その主人を殺せば呪霊の取り込みは可能です。



呪霊を仲間として使うんだね。伏黒恵の式神と似てるけどどう違うの?



呪霊(式神)と主従関係がある点は共通していますね。
今から、呪霊操術と式神の違いを説明します。
呪霊操術の呪霊のストックは無限?



多分、呪霊のストックの上限はないと思われます。



なんでそう言い切れるの?



特級術師に共通しているのは「無限」です。五条の「無限」の空間、乙骨の「底なし(無限)」の呪力。と考えると特級呪詛師の夏油も「無限」の呪霊ストックと考えるのが自然かなと。
伏黒恵の式神との一番の違いは、「極ノ番(ごくのばん)うずまき」という技を使用することで、準一級以上の術式を抽出して使用することが可能。



極ノ番って何?



極ノ番は術式の奥義のことです。



術式の抽出が可能ってあるけど、特級呪霊の術式も複数使えるってこと?



極ノ番うずまきを使えば、漏瑚(じょうご)や真人たち特級呪霊の術式も使えますよ。チートな術式ですよね💦
では、伏黒恵の式神<夏油の呪霊操術なのかといえば、そう単純な話ではありません。
伏黒恵は領域展開 嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)の使用中は無制限に式神を召喚できます。
手数の多さがウリの呪霊操術ですが、伏黒恵も領域展開中なら手数は無制限に出せます。しかも、魔虚羅(まこら)を調伏できれば領域展開中に無制限に召喚できるというチート状態に。
総合的に見ると伏黒恵と夏油傑は互角の勝負になると思われます。
夏油傑は領域展開は使えるの?
おそらく、使えないでしょう。夏油のスペックに問題があるのではなく、0巻時点で領域展開という設定がないからです。



なんでそう言い切れるの?



0巻の五条悟も領域展開を使ってないからです。



確かにミゲル戦では普通に戦ってるだけだよね。



五条が急いでミゲルと決着をつけたいなら、領域展開を使えばミゲルを瞬殺できたはずです。
ミゲルも領域展開を使える可能性はありますが、領域の押し合いで五条が勝つでしょう。個人的には夏油やミゲルの領域展開を見たかったです。
ただ、本編で夏油傑が復活する可能性は残っています。復活した夏油傑が羂索に領域展開で勝負する展開・・・面白いですね。
夏油傑の過去
高校時代、五条悟と最強コンビと呼ばれ
夏油傑は元々、呪術高専の学生で五条悟とは親友でした。五条悟も「たった一人の親友」と認めるほどの仲でした。お互いを呼ぶときに「悟」、「傑」と下の名前で呼び合うほどの堅い絆だったのです。
そして、術師は非術師(一般人)を守るべきという信念を持っていました。学生時代の五条悟に対しても「自分のことは俺より僕」と言ったほうがいいと発言しています。
コミック8巻の五条悟は自分のことを「俺」と言っています。一方で本編では「僕」に変わっているのは、夏油傑のアドバイスがあったからです。
夏油曰く、自分のことは「僕」と言ったほうがが親しまれやすい理由からです。学生時代の五条悟は本編とは少し違うキャラなので実際に見て確認したほうが楽しめますよ~。
最強コンビに重要任務を言い渡されるのだが・・・
ある日、夏油傑と五条悟は、呪術高専の重要人物を守るという任務につきます。
しかし、任務は失敗して重要人物は死亡。重要人物の死体を見て喜ぶ非術師(一般人)に対して、自分は何のために戦ってきたんだ・・・と疑問を感じるようになります。
非術師の自分勝手な考えを見て、本当にこんなやつらのために命をかける必要があるのか・・・?と思ったようです。



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九十九由基(つくも ゆき)との出会い
夏油傑の呪霊操術は呪霊を体内に取り込むのですが、呪霊を取り込むことは結構なストレスでした。
今までは一般人を守るためにという使命感でやっていましたが、任務失敗をきっかけに呪霊を祓う(はらう)ことに意味があるのか・・・?と別の疑問を感じるようになります。
ある日、夏油傑は学校で特級術師の九十九由基と出会います。
彼女から呪霊は非術師の呪力からできており、呪術師から呪霊は発生しないことを教わります。
術師から呪霊が発生しないのは、呪力をコントロールすることで呪力が漏れないからです。
つまり、呪霊をなくすには一般人の呪力をゼロにするか、世界から呪術師のみにするかで可能・・・というわけです。
夏油は九十九由基から呪霊を無くす方法を問われ、思わず「非術師を皆殺しにすればいい」と発言してしまいます。
それから、時間と共に夏油傑の中で「非術師を守る価値はあるのか?、呪術師は非術師を守るための消耗品なのか?」という疑問はますます膨れ上がっていきます・・・
そして闇墜ちへ
後輩の七海健人と灰原雄が任務である村を訪れるのですが、1級案件だったため、灰原雄は死んで七海健人も重症を負います。この任務は夏油が引き継ぐことに。
そして、この任務が夏油傑の運命を変えるとは・・・そこで監禁されている双子の少女を発見します。
事件の原因である呪霊は夏油が祓っていましたが、村の人たちは双子の少女に原因があると決めつけて監禁していました。
もちろん、事件と少女は無関係でした。呪霊が見えるという理由だけで監禁、虐待されている少女たちを見て夏油の中で何かが壊れました。
夏油は少女たちを助けるために、村人112人を殺害し呪術高専より逃走します。以降、非術師のことを「猿」と呼ぶようになります。
そして、10年間の潜伏期間の後「呪術師たちの楽園」と築くことを決意します。



闇墜ちした夏油は最悪の呪詛師(じゅそし)と呼ばれます。



呪術師とどう違うの?



呪術を悪用して人間に危害を加えるのが呪詛師です。



確かに呪術を悪用すれば、犯罪とか簡単にできそうだよね・・・
呪術テロ「百鬼夜行」を起こすが失敗
2017年12月24日に夏油は仲間とともに東京と京都に呪霊1,000体ずつ放ち、百鬼夜行という呪術テロを起こします。
結果だけを言うと、このテロは特級術師の乙骨憂太(おっこつ ゆうた)と五条悟の活躍で失敗します。
夏油傑は再起を図るため逃げますが、最後は五条悟に見つかって処刑されます。



自分の親友だった男を処刑するって、五条悟も複雑な心境だっただろうね。



最後の夏油と五条のやりとりは名シーンですよ。
夏油が百鬼夜行を起こした目的は他にもあったのですが・・・詳しくはコミック0巻を見てください。
コミック0巻は2021年12月24日公開予定である映画版の内容になっています。
0巻(映画版)の詳しい情報は、こちらの記事で詳しく説明しています。


偽夏油との関係は?
夏油と偽夏油は他人です。夏油傑の死体を何物かが乗っ取り、偽夏油として暗躍することになります。



偽夏油が夏油傑の肉体を欲しかったのは、術式が目当てだったの?



それもありますが、いろいろと夏油の姿は都合がいいからです。詳しくは偽夏油の記事で解説します。
百鬼夜行後の夏油一派は?
ミゲルは五条悟に捕まり、交換条件(というよりは強制的に?)として乙骨憂太の呪力を取り戻すためにアフリカへ。
菜々子と美々子は、夏油傑の意思を継ぐべく羂索(けんじゃく)にイヤイヤながら協力。あわよくば、羂索を消そうと画策しているようですが・・・。
ラルゥは特級術師の九十九由基と裏で協力関係を結んだようです。
こうしてみると、夏油傑の死後、バラバラに動いているようですね・・・。



ラルゥって、オネエキャラの人だったよね。



本編でも夏油一派のまとめ役として出てきます。



ラルゥと九十九由基って接点あったっけ?



16巻でラルゥと思われる人物が東堂葵と禪院真依を助けた描写はあります。九十九由基が時間稼ぎで羂索と話しているシーンです。
まとめ
夏油傑とは・・・
・全国に4人しかいない特級術師であり、五条悟のたった1人の親友だった。
・呪霊操術という術式を使う。呪霊を体内に取り込み6,000体以上のストックが可能。
・式神との違いは、「極ノ番うずまき」を使うことで準1級以上の術式を抽出できる。つまり、「極ノ番うずまき」を使うことで複数の術式が使える。
・闇墜ちの理由はある任務の失敗がきっかけで、自分が何のために戦っているか分からなくなってきた。
・闇墜ち後に特級呪詛師となり、10年の潜伏期間を経て呪術テロ「百鬼夜行」を起こす。しかし、五条悟と乙骨憂太に阻止される。
・五条悟に処刑されるが死体を何物かが持ち去り、偽夏油として本編で暗躍する。
・本編の夏油一派は、ミゲル、菜々子&美々子、ラルゥとそれぞれの思いで別々に動いている。
五条悟に隠れて目立たないですが、複数の術式が使える夏油傑もチートですよね💦
真面目な性格だったようで、それが闇墜ちを加速させたのかな・・・とも感じます。夏油の闇墜ちのきっかけの1つとして、過去編で学生の死亡が出てきます。目の前で友人が死んだら闇墜ちとまではいかなくても、怖くなって、呪術高専を中退する人は多かったでしょうねぇ・・・。
故人なので再登場はないのでしょうか?それとも・・・?
夏油傑は呪術テロを起こすことで呪術界を変えようとしました。一方で五条悟は夏油傑の闇墜ちをキッカケに呪術界を変えようと教師を目指しました。
2人とも手段は違うのですが、呪術界に対する思いは本物だったのかな・・・と思いました。2人の呪術界を変える点で最大の違いは自分の意思を継ぐ者がいたかどうかでしょうね。
夏油傑と五条悟は道を違えたあともお互いのことは認めあっていました。特に五条悟は夏油傑を見つけ次第処刑する立場であっても彼のことを「たった1人の親友」と学生に話していました。いい話ですね。
夏油と袂を分かった、五条が未だに自分のことを「僕」と言っているあたりが好きですね。夏油は五条にとって大事な人物だったんだなと。
今回の記事で呪術廻戦を楽しむキッカケになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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