伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)・・・彼は伏黒恵の父親です。
エリート家系である呪術師の禪院家の人です。元の名前は禪院甚爾(ぜんいん とうじ)でした。
伏黒恵の父親なので凄い術師なのでは?と思いますが、彼は呪力も術式もありません。

呪力も術式もないなら、弱いんじゃないの?



伏黒甚爾は学生時代の五条悟を倒していますよ。



呪力も術式もないのに、あの五条悟を倒すなんて信じられない・・・



今回、紹介する伏黒甚爾は呪術廻戦の中でも特別なキャラです。
ちなみに伏黒甚爾はネット上で「パパ黒」の愛称で呼ばれています。
今回の記事は呪術廻戦のネタバレが含まれています。
アニメしか見ていない方、本編を見ていない方は閲覧注意でお願いします。
・伏黒甚爾のプロフィール
・伏黒甚爾の強さの秘密
・名字が禪院から伏黒に変わった理由
・伏黒恵との関係
伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)とは?
プロフィール
誕生日 | 12月31日 |
術式 | なし |
特技 | ギャンブル |
好きな食べ物 | 肉とモツ |
ストレス | 禪院家 |
元々は禪院家の人間でしたが、理由があって伏黒に名字が変わっています(理由は後で説明します)。
伏黒恵の父親で2006年に死亡しています。つまり本編開始時は故人です。
天与呪縛によるフィジカルギフテッド
天与呪縛により、呪力が0になっています。いままで呪力が一般人並みの人物(禪院真希など)はいましたが、呪力が完全に0なのは彼1人だけです。その代償として、超人的な身体能力を得ています(フィジカルギフテッド)。



禪院真希も天与呪縛で身体能力が人間離れしていたけど、伏黒甚爾も同じってこと?



禪院真希の上位互換が伏黒甚爾ですね。



どこが禪院真希と違うの?



身体能力が禪院真希以上なのと、伏黒甚爾は呪力が目で見えます。
つまり、呪霊も普通に見えるということです。
呪霊を祓うには素手ではダメージを与えられません。呪霊にダメージを与えるには呪具(呪力を込めた武器)が必要になるため、伏黒甚爾は呪具を格納できる呪霊を体内に取り込んでいます。
普通の人間にはもちろん無理ですが、彼は呪いに耐性があるので呪霊を取り込むことに問題はありません。
呪具を持つと呪力が出ますが、呪具を格納できる呪霊を体内に取り込むことで呪力が0のままです。
呪力を察知されないということは、術師からしたら透明人間のような存在になれます。



呪力が0ってそんなにメリットなさそうだけど・・・



術師に気配を気づかれずに移動できます。更に伏黒甚爾のような超人的なスピードで近づかれたら、並みの術師では無理でしょう。
学生時代の五条悟も伏黒甚爾の気配に気づかずに襲われました。


五条悟にどうやって勝ったの?
詳しくはコミック8~9巻にのっているので簡単に説明だけ。
・伏黒甚爾は盤星教(ばんせいきょう)という宗教団体から、天内理子(あまない りこ)の殺害を請け負う。
・五条悟と夏油傑は天元様からの命令で天内理子の護衛に当たっていた。
・伏黒甚爾は闇サイトで47時間という制限時間を設けて、天内理子に懸賞金をかけていた。
・制限時間を47時間にしたのは五条悟を疲れさせるためと、偽のゴールを作って油断させること。
・五条悟が疲れた&油断したところを奇襲。
・戦いの末、五条悟&夏油傑を撃破。



疲れたって・・・五条悟は反転術式(回復術式)使えるから問題ないでしょ?



この時点の五条悟は反転術式使えませんよ。
それでも、十分強いことには変わりないのですが。



そういえば伏黒(禪院)甚爾って、一応、御三家の出身だよね・・・。
ってことは、五条悟の術式と弱点を知ってたってこと?



そのとおりです。
盤星教と天内理子については、こちらの記事で詳しく説明しています。


禪院家との関係
呪術界で御三家の1つであり、エリート呪術師の禪院家では次の家訓があります。
禪院家に非ずんば呪術師に非ず、呪術師に非ずんば人に非ず
天与呪縛で超人的な身体能力を持っていても、術式が使えなければ禪院家では人間扱いされませんでした。
そのため、伏黒甚爾は禪院家で虐待を受け続けて家出をします。



家出した後はどうやって生計立ててたの?



ヒモとして女の家に転がり込んだり、術師の暗殺をして報酬を得ていました。



そして、伏黒恵の母親となる女性と知り合ったってことね。



伏黒恵を産んだ後に女性は亡くなります。その後、津美紀を連れて来た女性と再婚します。
禪院家にいい思い出がなかったので、名字をむしろ捨てたかったのでしょう。結婚後に伏黒に名字を変えました。
伏黒恵の母親とはいい関係で更生のきっかけになりそうでした。しかし、彼女が死んでしまったたため、やさぐれた生活に戻ってしまいます。
もし、ここで伏黒恵の母親が死ななければ、話の展開は大きく変わっていたでしょうね・・・
伏黒甚爾に弱点はないの?
弱点があるとしたら、領域展開を食らったときに対処法がないことでしょうね。伏黒甚爾は呪力がないので、領域展開や簡易領域で対抗することができません。
しかも、領域展開の効果は術式の「必中必殺」か「必中」なので、伏黒甚爾が領域展開に持ち込まれたら、かなりキツイ展開になるでしょう。



領域展開をされた場合、本当に対抗手段がないの?



特級呪具の天逆鉾(あまのさかほこ)で領域展開を強制解除できるかどうかでしょうねぇ・・・。


伏黒恵との関係
息子に対しては思いはなかった?
息子の恵を禪院家当主である禪院直毘人(ぜんいん なおびと)に売ろうとしているシーンがあります。
禪院直毘人は相伝の術式(レアな術式)なら10やろうと述べています。
10というのは10億では・・・?と推測。
相伝の術式である「十種影法術」(とくさのかげぼうじゅつ)を当時の禪院家では誰も持っていないので、相場としても妥当な金額ではないかと。



自分の息子を売るなんてクズな親よね。
愛情とかなかったのかしら?



やり方はともかく、禪院家で引き取ってもらうほうが息子のためと考えたのかもしれません。



でも、本編で恵は禪院家に売られていないよ?



それは、五条悟が伏黒恵を保護したからです。理由は禪院家への妨害と自分の仲間を増やす目的があったからです。
確かに術式至上主義の禪院家では、相伝の術式持ちのため悪いようにはされないでしょう。でも、姉の津美紀はまともな扱いを受けなかったことは想像できます。
五条悟も恵少年にそう言い聞かせて、「お金は五条家でどうにかするよ。これからもお姉ちゃんと仲良く暮らすんだよ」と言いくるめたようですね。
息子の恵は父親をどう思っていたの?
父親らしいことをされていないので、伏黒甚爾のことは父親とは思っていなかったようです。
また、父親の顔も覚えていなかったみたいです。
伏黒恵が小学校1年生のときには、両親ともに蒸発しているのでそう思うでしょうね。
また、「恵」という女性がよく使う名前をつけた点も非常に気に入らないようです。



でも、なんで伏黒甚爾は息子に「恵」っていう女性みたいな名前にしたの?



自分より「恵まれた」人生を歩むようにと名付けたのでは?という説があります。個人的にはこの説がしっくりきますね。



禪院家に売ろうとしたのも金だけじゃなくて、禪院家のほうがいい環境だったから?



伏黒甚爾本人しか分からない話ですが、自分が育てるより、禪院家の環境のほうがマシとは思っていたでしょう。
伏黒恵は父親を五条悟に殺されたことを知ってる?
作中で名言されていませんが、おそらく、伏黒恵は父親が死んでることすら知らないようです。
五条悟や呪術高専関係者も教えていないようですが・・・。
それか、虎杖の祖父が虎杖の両親の話をしようとしたシーンのように恵が「興味ないから話さなくていい」という態度なのかもしれません。
そのうち、五条悟が父親の生死について息子の恵に話すシーンがあるかもしれません。
まとめ
伏黒(禪院)甚爾とは・・・?
・天与呪縛で超人的な身体能力があり、呪力は0になっている。禪院真希の上位互換。
・学生時代の五条悟&夏油傑を撃破するほど強い。
・術式至上主義の禪院家では虐待を受けたため、家を出て伏黒家に婿養子となる。伏黒恵はその時に出来た子ども。
・息子に対して愛情は薄かったが、禪院家で引き取ってもらうことで、それなりの暮らしはできるだろうと考えていた模様。
・伏黒恵は「恵」という女性みたいな名前にされたことを怒っている。
ちなみに本編で伏黒甚爾は故人ですが、ある事件で一時的に生き返り伏黒恵と禪院真希と会います。
作者の芥見先生が、あえてこの場面を作ったのは2つの理由が考えられます。
・禪院真希に自分の完成形が呪力0の伏黒甚爾であるとイメージさせること。
・伏黒甚爾に息子の恵は禪院家に売られずに生きていると知らせるため。
息子の恵の名字が伏黒のままだったのを聞いて、安心した伏黒甚爾は再び永い眠りにつきます。
個人的には、呪具の説明もしたかったのですが、記事が長くなりそうだったので分割することにしました。
今回の記事で呪術廻戦が楽しく読めたらうれしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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